Friday, August 25, 2006

ハードディスクからのデータの完全消去

Live CD で Linux をブートして、ハードディスクを dd コマンドで書きつぶす。

df コマンドで表示される Filesystem に対して dd を実行する。たとえば、


tomita@mail:/etc$ df
Filesystem 1K-blocks Used Available Use% Mounted on
/dev/cciss/c0d0p3 68990656 4486156 64504500 7% /
tmpfs 1030916 0 1030916 0% /dev/shm
/dev/cciss/c0d0p1 122339 18502 97310 16% /boot
tmpfs 10240 64 10176 1% /dev


であれば、


dd if=/dev/zero of=/dev/cciss/c0d0 bs=1M


を実行すればいい。むろんスーパーユーザで実行する。こうすると、ディスクの盤面を 0x00 で埋め尽くす。

ちなみに Live CD 用のイメージをダウンロードして、それを CD に書き込むときは、イメージとして書き込まなければならない。普通に書き込むと、単なるファイルとしてイメージファイルが書き込まれてしまう。Windows なら Record Now などのツールを使わなければならない。

いまは、dd コマンドではなく shred コマンドを使った方がいい。dd と違い、ランダムな数値で書き潰してくれるので、より復元が困難になる。


shred -v -n 1 /dev/cciss/c0d0


のようにすれば、指定したデバイスをランダムな数値で1回書き潰してくれる(-n オプションで回数を指定)。回数を多くすればするほど復元しにくくなる。

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